医療用ウィッグ=ヘアドネーション
髪を失った子どもたちのためのヘアドネーション
みなさんは、「ヘアドネーション」という言葉をご存知でしょうか。
例えば「小児がんや無毛症といった深刻な病気を抱えている子どもたち/事故によって髪を失ってしまった子どもたち」にとって、髪がないことは肉体的・精神的にかなりのダメージを負うことになります。
そんな子どもたちのために髪を寄付してもらい、フルオーダーメイドの医療用ウィッグを提供する制度があるのです。
その制度を「ヘアドネーション」といいます。
そして近年、ヘアドネーションに対する関心は確実に高まっています。
例えば芸能人がヘアドネーションをしたことが話題になったり、多くのテレビ番組が特集としてヘアドネーションのことを取り上げてくれているからです。
ヘアドネーションをするための条件
こうしてヘアドネーションに対する関心は高まり、実際に自分の髪を切ってもらい寄付する方が増えているのです。
しかしヘアドネーションをするにあたり(髪を寄付)、いくつかの条件を満たさなければいけない事実もあるのです。
※切った髪が、すべて使用されるわけではありません。
・髪の長さが31cm以上あること(団体によっては、25cm以上で寄付を受け付けている団体もあります)。
髪の長さがそれ以下であれば、医療用ウィッグとして使用することができないからです。
・髪が完全に乾いていること。
髪がが完全に乾いていなければ、「摩擦によってキューティクルが剥がれてしまう/湿気でカビや雑菌が増殖してしまう」可能性があるからです。
・髪の切り口はしっかり輪ゴムでまとめてあること。
切り口がバラバラの髪は、医療用ウィッグとして使用することができない可能性があるからです。
ヘアドネーションにはこうした条件があるので、髪を寄付する前に十分注意する必要があります。
ヘアドネーションは社会貢献
私たちがヘアドネーションをすれば、髪を失った子供たちを励ますことができます(&子どもたちに感謝される)。
費用も掛からず社会貢献ができるヘアドネーション。
髪を切って捨てられるだけなら、その髪を子どもたちのために役立ててみてはいかがでしょう。
是非、みなさんにもヘアドネーションを検討して頂きたく思います。